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空手による心の集中

空手による心の集中、6つのポイント

集中して稽古に励む二人

 

   1.  雑念と妄想

 

   2.  反応

 

   3.  落ち着く事

               

               4. 安眠法

 

      5. 座礼

 

       6. 黙想 

   

雑念と妄想

人は、あらゆるときに瞬時に、いろいろな事を考えてしまいます。

あの時、もしこうしていたらとか、こうなったらどうしようとか、心配事等、色々な事を考えてしまいます。

仕事など、方向性のある思考は別ですが、それ以外はすべて、妄想、雑念です。

特に、PCやスマホを使うようになって増えたように思います。

この心のコントロールができれば、人生における心の苦しみが少なくなります。

空手を練習している時間、特に相手をつけて二人組での練習では、雑念も妄想も湧きません。

他の事を考えていたら、相手の突きや蹴りに対処できないからです。

基本等、自分だけの動作の時も集中力が必要です。自分の身体の各部分を意識する必要があるからです。

心を集中して、空手をすれば上達するし、勉強や仕事にも集中できる心を養う事が出来ます。

反応

人は時々、大した事でもないのに、イラッと来ることがあります。

これは、瞬間的に心が反応したせいです。このことに気づく人は、あまりいません。

もちろん、穏やかな、ほとんど怒らない方もいると思います。

空手では、組手で冷静さを失い、相手の攻撃に対して怒りに反応してしまう事は致命的です。

日常のあらゆる事に、無駄な反応をしないようにする事で、心を穏やかにする事が出来ます。

この反応は、瞬間的です。反応、反応と心の中で唱えて、気づきましょう。

そのためには、現在の自分の身体に意識を向ける、体重のかかっている部分に意識を向ける事で可能になります。

落ち着く事

空手の組手では、ちょっと落ち着くという事が大切です。

そのためには、相手から目を離してはいけません。

空手の練習を重ねていくうちに、だんだんと落ち着く事ができるようになります。

これは、あらゆる時にパニックにならないという事です。

交通事故に会いそうな時も、当たるかもしれない寸前まで、目をそらさなくなります。

会員の中にも、寸前で事故を回避した方もおられます。

瞬間、瞬間が落ち着いて見ることができるようになります。

これも空手による、心の集中力を身に着けた結果です。

人生の危機一髪を、空手の集中力で回避できます。

安眠法

空手とは直接関係ありませんが、しっかり眠れるというのは、人生においてとても大切なことです。

眠れないという人は、おそらく意識がなくなるという事に抵抗があるのだと思います。

布団の中で頭に浮かぶ、過去の後悔、未来の不安など全て全て妄想です。

その事を、寝る時に頭をよぎるのは、単に脳が刺激が欲しいからです。

布団の中で考えても、何の効果も影響もありません。自分を苦しめるだけです。

そこで、頭に浮かぶ事は「妄想!」と唱えて消しましょう。

次に、首の力を抜きます。人は、起きているときの癖で、横になっていても首の力が抜けていないのです。

空手やその他の武道でも、力を抜くこと、抜けることはとても重要です。

力を抜く事を意識的にできるようになると、リラックスできます。

ゆっくりと「首に力が抜ける」と心の中で10回唱えると、頭がずっしりと重たくなり、いつしか眠りにつくことが出来ます。

是非、お試しください。

座礼

空手及び武道は、礼に始まり礼に終わると言われています。

芦原会館の道場訓にも「礼節を忘れない事」という項目もあります。

ただ、フルコンタクト系の空手の場合、正座してからする礼は、手は平手ではなく、拳を握ったまま行うところが多いと思います。

そこで、岡山支部では、基本後の出席・連絡通達の際に座礼を行う試みをしています。

背筋を伸ばして、左手右手と指先を漢数字の八の形にして、心を込めて礼を行います。

この礼を心を込めて行う事で、謙虚と慎みが心の中に生まれ、自分の人生にプラスになると考えます。

又、しっかり礼をした後の稽古は、心と身体に一本筋の通ったものになるでしょう。

黙想

支部の練習では、基本終了後に黙想を行います。

座禅程長い時間は、取れませんが、心の集中力を高めるため欠かせません。

自分自身の呼吸を、いち、にい、さん、と数える数息観というものをやります。

この呼吸を数えている間は、他の音が耳に入っても、雑念が一瞬湧いてきても、この呼吸を数える事に意識を集中します。

黙想が終わった後の、シーンとした雰囲気は、とても素晴らしいものです。